2012年1月6日

スピルリナの放射線防御に関する文献

スピルリナの放射線防御に関する文献を見つけました。

 

Protection against inoizing radiation by antioxidant nutrients and phytochemicals
J.F.Weiss et al  Toxicology 189 (2003)1-20

イオン放射線に対する抗酸化性栄養成分および植物化学物質による防御
(要約)イオン化放射線によって誘起される細胞損傷を抗酸化剤によって減少させる可能性については、数十年前から動物モデルを用いて研究が行われてきた。この報文は抗酸化剤による放射線防御性の総説であるが、抗酸化性植物化学物質を含有する植物として、スピルリナ・プラテンシスが放射線防御性を有する事が報告されている。

 

 

Chemo and radio-protective effects of polysaccharide of Spirulina platensis on hemopoietic system of mice and dogs
Z. Hang-Quan et al  Acta Pharmacol Sin 2001 Dec; 22(12): 1121-1124

マウスと犬の造血系に対するスピルリナ・プラテンシスの多糖類の化学的、放射線的防御効果
(要約)Co60-γ線(Cs-137)を犬に100Gy/min照射し、骨髄の血液検査を行った。またスピルリナ・プラテンシスを12mg/kgを投与した。スピルリナ・プラテンシスを投与すると骨髄中の白血球、赤血球、ヘモグロビンのレベルは向上した。

 

 

Radioprotective effect of extract from Spirulina platensis in mouse bone marrow cells studied by using the micronucleus test
P. Qishen et al  Toxicology Letters, 48(1989) 165-169

小核試験によるマウス骨髄細胞に対するスピルリナ・プラテンシス抽出物の放射線防御効果
(要約)マウス骨髄の多染性赤血球の小核試験を用いてスピルリナ・プラテンシス抽出物の放射線防御効果の検討を行った。この系において、スピルリナ・プラテンシス抽出物はγ線照射によって誘起された小核頻度を顕著に減少させた。

 

 

The Role of Microorganisms in Biosorption of Toxic Metals and Radionuclide
C. White et al  International Biodeterioration & Biodegradation (1995)17-40

有毒金属および放射性核種の生物学的吸着法に於ける微生物の役割
(要約)有毒金属、半金属、放射性核種の除去には物理的、化学的、生物学的な多くの仕組みが用いられる。ここでは生物学的除去の仕組みとして”Biosorption”(生物学的吸着法)について述べられている。放射性核種の汚染の例としてはチェルノブイリの原発事故が挙げられている。 ミズリー州のHomestake鉛鉱山では、スピルリナ、海藻、その他植物を充填した塔に、鉛、銅、亜鉛、マンガン、ニッケル、鉄、カドミウムを含む廃液を流している。除去効果は99%である。

 

 

Epithermal neutron activation analysis of Spirulina Platensis biomass, of the C-phycocianin, and of DNA extracted from it
L. M. Mosulishvili et al  Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry

(要約) 2報共、同一の結論である。電気泳動法を用いてC-Phycocianinと重金属、毒性金属とが高分子複合体を形成することに関して検討した。その結果、検討した金属(亜鉛、ニッケル、ストロンチウム、クロム、コバルト、モリブデン等)とC-Phycocianinは蛋白質-金属-発色団型の高分子複合体を形成することが判った。