2011年11月5日

Q.食物などから体の中に入った放射性物質は、ずっと体内に残るのでしょうか。

A.

放射性物質は、一度、体に入っても、その量はだんだん減っていきます。
これは、放射性物質自体が時間とともに減っていくことと、代謝や排せつなどによってに体外に排出されるからです。
汗や尿・便などの排せつにより体内の放射性物質が半分になる期間のことを「生物学的半減期」といいます。

 

また、放射性物質の能力(放射能)が半分になる時期を「物理学的半減期」といいます。
放射性ヨウ素では8日、放射性セシウム134で2年、放射性セシウム137は30年かかります。

 

食品による被ばくは内部被ばくであるため、ずっと体に残るので危ないのではないかと心配する声も聞かれますが、体に入った放射性物質は、体内から徐々に排せつされていくのと同時に、放射性物質の放射能も減っていき、最後には、なくなってしまいます。
減り続ける間も放射線を出し続けるので、この放射線量を合計した数値(シーベルト)をもとに、食品の暫定規制値(ベクレル)を設定しています。

 

つまり、放射性ヨウ素のように物理的半減期の短い放射性物質の影響は、一度に大量に摂取してしまうことがなければ、一時的なものともいえます。